三重県松阪市で、60代の男性が警察官を名乗る男らに現金400万円あまりをだまし取られました。男性は自宅の郵便ポストに届いたニセの逮捕状をきっかけに被害にあっていました。

 警察によりますと、9月1日から3日にかけ、松阪市に住む男性の携帯電話に、警視庁サイバー局の警察官を名乗る男から「詐欺に使われた通帳の中にあなた名義の口座がある。逮捕状をポストに入れた」などと数回に分けて電話がありました。

 男性が自宅のポストを確認すると、自身の名前や住所とともに「緊急逮捕」「犯罪収益移転防止法違反」などと書かれた逮捕状のような書類が入れられていたということです。

 さらに男性は、裁判所の職員を名乗る男からの電話で「無実を証明するためにお金を送ってください」などと言われ、指示された口座に現金およそ410万円を振り込んだということで、その後、三重県警に相談し詐欺と発覚しました。

 警察は逮捕状がポストに届くことはないとして、詐欺被害にあわないよう注意を呼び掛けています。

※画像は三重県警松阪署提供

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