「日本の棚田百選」に選ばれている三重県熊野市の丸山千枚田では、早くも実りの秋を迎え、稲刈りが始まっています。

 熊野市の丸山千枚田は、高低差約100メートルの急斜面に1340枚の田んぼが折り重なるようにして並んでいて、日本の棚田百選に選ばれています。

 稲刈りの作業は、地元の保存会のメンバーが小型の稲刈り機や昔ながらのカマを使って行っています。

 品種は三重県産の「なついろ」で、暑さに強くて甘くモチモチした食感が特徴だという事です。

 保存会のメンバーは「サルとイノシシの被害がすごく多くて、全体として(収穫量は)昨年より1割減ではないか」と話していました。

 稲刈りは9月20日頃まで行われ、収穫された米は地元の道の駅などで販売されます。