三重県紀北町で、ユニークな形をした「ナンバンギセル」の花が見頃を迎えています。

 世界遺産・熊野古道で、馬越峠の入り口周辺に咲く「ナンバンギセル」の花。江戸時代に西欧人が咥えていたキセルの形に似ていることから名付けられたといわれています。

 下を向いて咲く姿が物思いにふけっているようにも見えることから、万葉集では「思い草」と詠われていて、例年とほぼ同じ9月中旬から、先端に淡い紫色の花を咲かせています。

 見頃は10月中旬まで続き、訪れた人を楽しませます。

【動画で見る】“キセル”の形に似る…三重県紀北町でナンバンギセルが見頃 先端に淡い紫色の花を咲かせる 10月中旬まで