リニア中央新幹線のトンネル工事が行われている岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町で、地盤が下がっている問題について25日、県庁で会議が開かれ、地盤沈下がさらに進んでいることが報告されました。

 リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われた岐阜県瑞浪市大湫町では、井戸やため池などの水位低下に続き、地盤の沈下が確認されています。

 25日は岐阜県庁で地盤工学の専門家などを集めた会議が開かれ、8月までに最大2.4センチ、9月17日時点で最大3.2センチとされていた地盤沈下が、9月23日時点で最大3.7センチまで進行していると報告されました。

 JR東海は、沈下がみられる地区のおよそ60世帯の住宅などの調査を年内に終える目標ですが、専門家からは調査をなるべく早く進め原因を特定するべきと指摘がありました。

【動画で見る】9月17日3.2cm→23日3.7cm…リニア工事現場付近の地盤沈下止まらず 専門家は原因特定を急ぐべきと指摘