タレントの羽賀研二容疑者が、ウソの不動産登記で強制執行を妨害したなどとして9月25日、暴力団幹部や司法書士の男らと共に逮捕されました。

 以前から羽賀容疑者と暴力団関係者との間には面識があり、愛知県警の捜査関係者は「お金のやり取りをするくらいだから、浅くはない密接な関係だった」と見ています。

 沖縄県北谷(ちゃたん)町は、中日ドラゴンズのキャンプ地でもあり、観光地として人気ですが、羽賀容疑者は北谷町のビルで毎月数百万円とみられる家賃収入を得ていました。愛知県警幹部の見立てでは、羽賀容疑者は「不動産収入を得るためにビルを取得する資金が欲しかった」。

 これに対して、暴力団幹部の松山猛容疑者は、関係の深い会社を通じて4億3000万円を貸しました。

 松山容疑者は、羽賀容疑者がパンクしてもビルが自分達のものになるならばいいという考えがあったのではないかとしています。

 司法書士の野崎容疑者は、自身の知識を使ってウソの登記を指南したとみられています。

【動画で見る】捜査関係者「密接な関係だった」羽賀研二容疑者と逮捕された暴力団幹部 沖縄のビル巡る“両者の思惑”とは