独自候補擁立に舵切る…次の名古屋市長選 自民市議団が横井利明市議に立候補を要請 前回約5万票差で敗れる
名古屋市の河村たかし市長が10月1日、衆院選への立候補を表明し、名古屋市長選挙が11月にも開かれます。市議会最大会派の自民党は4日、前回の市長選で河村市長と争った横井利明市議に立候補を要請しました。
横井市利明市議:
「次の市長選挙に出馬してほしいと。そして名古屋を変えてほしい、もっと魅力のある街にしてほしい。大変重いことであると受け止めており、私自身しっかりと受け止めさせていただいたところです」
4日午前、自民党名古屋市議団は総会を開き、横井利明市議(63)に市長選への立候補を要請しました。
横井市議は、2011年の市議会リコールのときに議長を務めるなどしたベテランです。前回の市長選には自民のほか立憲、公明、国民から推薦を受けて立候補し、河村市長におよそ5万票差で敗れていました。
横井市議:
「出ない理由を探すということは失礼かなと思いますから、まずはどういう状況が整えば出られるのか、前向きに考えたい」
市長選には、国民民主党を離党した参議院議員の大塚耕平さん(63)がいち早く立候補の意向を表明しています。自民市議団はこれまで大塚さんを支援する可能性にも含みを持たせていましたが、河村市長が広沢一郎元副市長を後継指名するなどして選挙の構図が大きく変わるなか、独自候補の擁立に大きく舵を切りました。
市長選にはこのほか、政治団体「学生党」の西田礼孝さん(27)も立候補の意向を表明しています。