JR東海と西日本が、東海道新幹線と山陽新幹線の「のぞみ」自由席の車両を減らす検討をしていることが、関係者への取材で分かりました。

 関係者によりますと、JR東海と西日本は2025年春のダイヤ改正に合わせ、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」の自由席となっている1号車から3号車のうち、3号車を指定席にすることなどを検討しています。

 JR東海は、ネットを使った予約システムで利便性が向上し指定席のニーズが高まっているとし、「利用実態を踏まえて最適な座席区分のあり方を検討している」とコメントしています。

 1992年に全席指定席で運行が始まった「のぞみ」は、2003年から1編成に3両の自由席の車両が設けられていますが、2023年の年末以降、お盆などのピークの時期は全席指定席となっていました。

【動画で見る】2025年春のダイヤ改正に合わせ…「のぞみ」の自由席車両を削減へ ネット予約などで指定席のニーズ高まる