娘が13歳で自殺…市に対する両親の損害賠償請求を二審も棄却「教員がいじめの認識可能だったとは認められず」
2018年、名古屋市名東区の中学1年の女子生徒がいじめを苦に自殺し、両親が市を訴えた裁判の控訴審で、名古屋高裁は2024年12月20日、訴えを棄却しました。
2018年、名東区の中学1年・齋藤華子さん(当時13)が自殺した問題では、両親が「学校側が対応を怠った」などと市に損害賠償を求め、1審の名古屋地裁は請求を棄却していました。
両親が控訴した名古屋高裁は和解を勧告しましたが、市側が拒否し、迎えた20日の判決で「教員がいじめを具体的に認識することが可能だったとは認められない」と訴えを棄却しました。
齋藤さんの父親は判決後、「裁判所は踏み込んだ判断をしてほしかった」などと話し、最高裁に上告する意向を示しています。
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