岐阜県と長野県にまたがる御嶽山で火山性地震が増加し、気象庁は1月16日、噴火警戒レベルを2に引き上げました。

 気象庁によりますと、御嶽山では16日午前6時ごろから山頂付近を震源とする火山性地震が増えていて、16日の24時間で27回観測されました。気象庁は16日午後10時に5段階の噴火警戒レベルをレベル1の「活火山であることに留意」から、レベル2の「火口周辺規制」に引き上げました。

 火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。

 御嶽山の噴火警戒レベルが2となるのは2022年6月以来およそ2年半ぶりです。

【動画で見る】火山性地震が増加…御嶽山の噴火警戒レベルを「2」に引き上げ 火口付近で噴石や火砕流に警戒を呼び掛け 気象庁