愛知県常滑市の養鶏場で、相次いで高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されていることを受け、農林水産省が1月17日、対策会議を開き、野生のカラスなどがウイルスを媒介した可能性を指摘しました。

 常滑市では2025年1月に入り、7つの養鶏場で相次いで高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されていて、県があわせておよそ68万羽のニワトリの殺処分など防疫措置を進めています。

 農林水産省は17日、現地調査をしたうえで対策会議を開き、1例目の農場で死んでいたカラスが高病原性鳥インフルエンザに感染していたことなどから、カラスや水鳥からウイルスが持ち込まれた可能性を指摘しました。

 また雨が少なく空気が乾燥し、風が強かったことなどが、養鶏場の密集地域での感染拡大の要因となった可能性があるとしています。

【動画で見る】カラス等が媒介した可能性も…常滑市の7つの養鶏場で確認相次いだ鳥インフルエンザ 国が現地調査行い対策会議