
高齢者がネット犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、愛知県警が対処法を学ぶゲームを作成しました。
名古屋市緑区のコミュニティーセンターで2025年2月20日、高齢者が集まり、すごろく型ゲーム「サイバーポリスゲーム」を体験しました。
参加者はサイコロを振って、進んだマスの問題に答え、ネット犯罪に巻き込まれないポイントを学びます。
「問題発生!『高額当選しました』というメールが届きました。登録料や振り込み手数料を、言われるがまま支払いました。このあとどうなると思いますか」
参加者:
「こういうの来ますけど、無視しています」
愛知県内で、パスワード等を抜き取られネットバンキングで不正送金に遭った60歳以上の被害者は、2024年の1年間で177人、前の年に比べ3割以上増えるなど増加傾向にあります。
70代:
「無視することが大事かなと。今日は大いに役立ちました」
80代:
「難しいことがいっぱいあったけど、勉強になりました」
愛知県警サイバー犯罪対策課長の松本淳平警視:
「高齢の方々のほうが新しいサービスなどについて触れる機会が少ないので、つい信じてしまいがちになるという危険があるかと思います。そういう時に、身近な人や警察に相談することを徹底していただきたいと思います」
高齢者向けの「サイバーポリスゲーム」は、愛知県警のホームページで近く公開される予定です。
【動画で見る】ネット犯罪の被害防止に一役…高齢者向け「サイバーポリスゲーム」すごろく型で犯罪に巻き込まれないコツ学ぶ