利用者の減少で維持が困難となっている名鉄西尾・蒲郡線について、2026年度以降の存続が決まりました。

 19日午後、西尾市・蒲郡市・名鉄などを交えた協議が行われ、特に利用者数が少ない蒲郡線について、2027年4月から15年間、設備投資や修繕費用を自治体が負担する「みなし上下分離方式」に移行することが決まりました。

 また西尾線は、蒲郡線との一体的な利用促進を図るとし、それぞれ「存続」が決まりました。

 西尾線の西尾ー吉良吉田間と蒲郡線は、利用者減により2023年度で8億7000万円の経常損失となっています。

 このため現在も、西尾・蒲郡両市あわせて年間2億5000万円を名鉄に支援していますが、今回の決定により、両市の負担額は年間4億から4億5000万円となる見通しです。

【動画で見る】蒲郡線は修繕費用等を自治体が負担…名鉄西尾・蒲郡線の2026年度以降の存続が決定 利用者減で多額の経常損失