三重県御浜町で2025年3月22日、大型バスが防風林に突っ込み、運転手が死亡、乗客21人がケガをした事故で、三重県警は24日、バスの運行会社「西武観光バス」の営業所へ家宅捜索に入りました。

 24日午前10時半、三重県警の捜査員8人が、さいたま市大宮区にある「西武観光バス」の営業所に過失運転致傷の容疑で家宅捜索に入りました。

 御浜町下市木の国道42号線で22日午後8時半ごろ、西武観光バスの夜行バスがセンターラインを越えて道路脇の防風林に突っ込んだ事故では、運転手の橋爪悟司さん(57)が死亡し、乗客21人がケガをしました。

 西武観光バスによりますと、運転手は出発前、法令で定められている9時間以上の休息を取っていたということです。

 三重県警は、家宅捜索でバスの運行や勤務記録などを押収し、詳しい事故原因を調べる方針です。

【動画で見る】運行や勤務記録など押収…大型バスが林に突っ込み22人が死傷した事故 三重県警が西武観光バスに家宅捜索