名古屋の陶磁器メーカーがかつて輸出用に制作した陶磁器の作品を集めた展覧会が、東区の横山美術館で開かれています。

 会場には、名古屋の陶磁器メーカー「ノリタケ」の前身「日本陶器」が、主に大正から昭和にかけて輸出用に制作した作品など190点が展示されています。

 最高の絵付け職人と言われた市ノ木慶治(しのき・けいじ)の作品「上絵薔薇図花瓶(うわえばらずかびん)」は、緻密なバラの柄が花瓶全体に描かれています。

 彫刻の陶磁器の作品もあり、ペガサスに乗った英雄ペルセウスが王女アンドロメダを救い出そうとする、ギリシャ神話のワンシーンが表現されています。

 展覧会「陶磁の技巧絶美」は、4月13日まで開かれています。

【動画で見る】ギリシャ神話を表現した作品も…ノリタケの前身「日本陶器」が輸出用に制作した陶磁器の展覧会 190点並ぶ