愛知県豊橋市の「新アリーナ」を巡り、市議会が可決した契約解除を制限する条例改正を不服とした申し立てを2025年3月31日、県が棄却したことを受け、長坂尚登市長は「主張が認められず残念」とのコメントを発表しました。

 新アリーナの計画中止を掲げる長坂市長は、推進派が多数を占める市議会が可決した「契約解除に議会の議決が必要」とする条例改正が、「議会の権限を超える」などとして審査を申し立て、県が審理していました。

 県は31日、「議会が条例で議会の議決を必要と定めることを否定する法令は明文化されておらず、司法の判断もない」とした上で、「議決に裁量権の逸脱、濫用があったとまでいうことはできない」などとして、長坂市長の申し立てを棄却しました。

 長坂市長は、結果に不服があれば裁判所へ訴えることもできますが、31日、「市の主張が認められず残念です。内容を精査し、今後の対応を検討してまいります」とのコメントを発表しました。

 豊橋市議会の伊藤篤哉議長は「市議会の主張が認められたものと受け止めています。長坂市長には速やかな条例の公布を強く求めたいと考えています」とコメントしています。

【動画を見る】新アリーナ巡る条例改正に“不服”…豊橋市長からの申し立てを大村知事が棄却「裁量権の逸脱、濫用とまで言えない」