名古屋市では、戦時中の空襲でおよそ8000人の命が奪われました。河村市長は12日、犠牲者を慰霊する日の制定に前向きな意向を示しました。

 12日は、空襲被害などに遭った民間人への補償を求める協議会の岩崎建彌さんらが河村市長と面会し、名古屋市で空襲の犠牲者を慰霊する日を制定するよう求めました。

 これに対し河村市長は「やらないかん」と話し、具体的に名古屋城の天守閣が焼け落ちる空襲があった5月14日を挙げ、制定に前向きな意向を示しました。

 名古屋市は戦時中、60回以上の空襲を受け、死者およそ8000人、負傷者1万人余りの被害がありましたが、市民が広く犠牲者を慰霊する日が定められていません。