五輪開会式の“ピクトグラム”きっかけに作成…『大雨にソナエルピクト』誕生 防災に関する8種類の図柄
今年の東京オリンピックで関心が高まった「ピクトグラム」。トイレや非常口を示すものなど、私たちの様々な生活のシーンに登場します。
ピクトグラムは、『学習なしでも即時・国際的にわかる絵文字』と定義されています。東京オリンピックにおいても、言語の壁を越えて、どの種目か分かるように工夫されたピクトグラムが使用されました。
多様な場面で活用されているピクトグラムですが、防災に関するものが誕生しました。その名も「大雨にソナエルピクト」。図柄は全部で8種類です。
【非常食・備蓄品の用意】
缶詰などを用意している人の姿が描かれています。
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【防災情報の収集】
時代を反映して、スマートフォンを利用して情報収集する人が描かれています。 このほか【家族で話し合う】【早めの避難】を始め、避難場所を考えるためのピクトグラムが4種類作られました。
作成したのは、中部地域づくり協会の「地域づくり技術研究所」です。東京オリンピック開会式のパフォーマンスをきっかけに、素案を作成しました。
地域づくり技術研究所・所長の犬飼さんによると、「ピクトグラムは場所を示すものが多く、行動を分かりやすく表現するのが難しかった」ということです。高校生などにも意見を聞きとり、約1カ月かけて作られました。今後は外国の方向けや地震など他の災害用のピクトグラムも製作する予定だそうです。
このピクトグラムは、防災チェックリストとして避難行動を記したり、場所を書き入れたりして防災に活用されるように、中部地域づくり協会のホームページで公開されています。
「大雨にソナエルピクト」を利用して、事前に大雨や台風への備えをしましょう。