別名“冬の使者”…冬の訪れを告げる渡り鳥『ヒドリガモ』 毎年立冬の頃にシベリアから飛来
三重県紀北町の池に、立冬の頃にやってくるという「渡り鳥」がいます。この渡り鳥は冬の使者とも言われ、地元では“冬の訪れを感じる“風物詩となっています。
■立冬の頃にシベリアからやってくる冬の使者「ヒドリガモ」
立冬の時季にシベリアからやってくるという渡り鳥「ヒドリガモ」を見つけるために、三重県紀北町へ。
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到着した紀北町の片上池(かたかみいけ)で早速、この池に飛来するという「ヒドリガモ」を探しましたが、今年はここまで温かい日が続いたためか、姿は見当たりません。
池の周りを歩いていると、それらしきカモを発見しましたが、これは「ヒドリガモ」なのかどうか、池のほとりに設置された「池で観られる鳥」のパネル写真を見るも、種類が多く判断がつきません。
すると、このパネルを製作したという男性が…。この鳥が「ヒドリガモ」なのか聞いてみました。
男性:
「うん、そうそう。呼んでみたろか。パーパーパー、パーパーパー…」
男性が音を出して呼んでみると、やってきました、羽色が緋色であることにその名が由来しているという「ヒドリガモ」。例年100羽ほどが飛来し、来年の4月には繁殖地のユーラシア大陸などへ再び飛び立って行くといいます。
男性:
「時季になると来るもんで。鳥(ヒドリガモ)が来ると、また寒くなるなと思いよるもんね」
「冬の訪れを感じる風景」を求め三重県紀北町に行くと、立冬の時季に飛来する冬の使者「ヒドリガモ」に会うことができました。