愛知県大口町では新型コロナワクチン3回目接種の予約の割合が、ファイザー製が6割に対し、モデルナ製は2割ほどに留まっていて、モデルナを希望する人が現状では少ないことがわかります。

 副反応への不安を覚える人は多く、特に今回はモデルナの方が供給量が多いため、2回目までファイザーを接種した人は気になる人もいるかもしれません。

 政府は、2回目までとは異なるワクチン「交互接種」を推奨しています。ファイザーからモデルナのケースでは交互接種をためらう傾向もみられますが、次のようなデータがあります。

 ファイザー製ワクチンを2回打った人が3回目でモデルナ製ワクチンを打った場合、接種から15日後、感染や重症化を防ぐ「中和抗体量」が、接種時に比べ31.7倍になるというものです。これはファイザー3回よりも高い伸び率です。

 藤田医科大学の岩田先生も呼びかけていますが、特に重症化の恐れがある人などは、ワクチンの種類よりもスピードを意識した接種をご検討ください。

EUで推奨の“交互接種”…3回とも同じワクチンより抗体量の上昇率増える 厚労省のデータでも明らかに