「立春」を迎え暦の上では春ですが、この時季は一年で最も気温が低いことが多いといいます。寒さが続く中、年中温暖な気候に恵まれているという愛知県の渥美半島に春を探しに行くと、一面を埋めつくす菜の花や、奇跡的に一輪だけ咲いた桜など、一足先に春を見つけました。

■常春の渥美半島で見つけた一輪の花…早咲き桜と菜の花が同時に楽しめるスポット

「春」を探しに、愛知県田原市へ。そこでは、すでに菜の花が畑一面を黄色に染めていました。

【画像12枚で見る】立春迎えた『常春の渥美半島』で見つけた早咲きの桜“一輪” 畑一面を埋め尽くす菜の花も

田原市がある渥美半島は、黒潮(暖流)の影響で一年を通して温暖な気候に恵まれ、冬でも降雪や気温が氷点下になることがほとんどなく「常春の渥美半島」ともいわれています。

 さらなる春の訪れを探すべく、地元の人に話を聞くと…。

女性:
「(春といえば)桜、免々田川(めめだがわ)。桜の木はあるけど、咲いてないと思う…」

“早咲き”の桜があるということで、教えてもらった免々田川の桜並木へ。早咲きとはいえ、連日の寒さも影響してか、まだつぼみは固く閉じていました。

しかし川沿いを歩いていると、一輪だけ桜が開いていました。この日開いていたのはこれだけで、一輪とはいえ、小さな春を見つけました。

 この免々田川は、例年2月下旬になると早咲きの桜と菜の花が同時に見られることで有名なスポットで、2月16日からは「菜の花桜まつり」が開催されます。

地元の観光協会によると今年は例年より開花が遅れ、見ごろは2月下旬以降になるということです。