コロナでおうちご飯が増え、手軽に簡単に作れる料理のニーズが高まっています。素材の味を生かした芸術的な一皿を作り上げる名古屋の和の鉄人に、さつまいもご飯を作ってもらいました。水の代わりに秘伝の塩出汁で炊くなどプロの技満載です。

■和の鉄人直伝…今が旬のホクホク「さつまいもご飯」

 名古屋マリオットアソシアホテルにある「日本料理 京都 つる家」。渡邊貴之料理長は、ミシュランガイド3つ星評価を受けたこともある本店で修行し、素材の味を生かした芸術的な一皿を作り上げる名古屋を代表する和の鉄人です。

【画像14枚で見る】水の代わりに“秘伝の出汁”…和の鉄人が伝授!フライパンで作る『さつまいもご飯』

今回は渡邊料理長に、家庭でも作れる「さつまいもご飯」を教えてもらいました。

使う食材は、サツマイモとお米、顆粒出汁、塩、黒ゴマです。

■フライパンで時短調理…秘伝の塩出汁を使った「さつまいもご飯」

渡邊料理長:
「時短のフライパンで作るご飯。フライパンだとおこげも作りやすいので、お釜で炊くのとはまた違うご飯ができる」

フライパンを使えば、時間をかけずに簡単な調理が可能です。まずは下準備。サツマイモを火が通りやすいように1センチ角にカット。水洗いして、余分なデンプン質を落とします。続いて、フライパンに水に浸したお米2合を入れたら…。

渡邊料理長:
「本来なら、ここにお水を入れて炊くんですけど、今日はつる家秘伝の塩だしを入れて。360ミリリットルの水に対し、顆粒出汁2グラム、塩が3グラム」

360ミリリットルの水に対し、顆粒出汁2グラム、塩3グラムが京都つる家の秘伝の出汁の黄金比率です。サツマイモを入れたら火にかけ、沸騰したらフタをして強火で2分。その後弱火で8分、火を止めた後に10分蒸らします。

渡邊料理長:
「ここでおこげも。炊き上がったこの状態で火をつけます。パチパチパチと音がするようになったら、おこげが下についている」

 茶碗に盛り付け、黒ゴマをかけたら完成。口に入れるとサツマイモの香りが広がる、おこげも香ばしい極上の一品です。