
中日ドラゴンズのファンで、まちづくりの会社を経営する男性らが27日、ドラゴンズをイメージするドリンクを作り、名古屋市中村区で1日限りのポップアップバーを開いた。
企画したのは、名古屋市千種区のまちづくりのイベントなどをする「ベターシティー」の代表取締役・篠元貴之さん(36)と、ドラゴンズのコラムを書く澤村桃さん(33)。
2人は大のドラゴンズファンで、本格的な球春到来を前にドラゴンズを応援しながらまちづくりに繋がるイベントをしようと、27日に名古屋市中村区の宿泊施設のスペースを使って1日限りの「Drink LAB. Blue」を開いた。

提供したドリンクメニューは、アルコール6種類とノンアルコールが2種類。ドラゴンズにゆかりのある地域「尾頭橋」「大曽根」「今池」をテーマにした3種類のアルコールに、ほかの5種類は背番号をメニュー名にした。(画像は左から「大曽根」「今池」「尾頭橋」)
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青のリキュールやシロップを使ったドリンクを用意し、ドラゴンズをイメージ。ラムを牛乳で割ったカクテルにブルーシロップをかけたメニューは、ドアラをイメージした「#1994」。

青いジントニックの上にドライオレンジをキャラメリーゼして乗せた「#33」は、ドラゴンズに詳しい澤村さんが「祖父江選手の実家はキャラメルが有名なお菓子の会社」という情報からアイデアを出した。

「尾頭橋」はもちろん、2軍のメイングラウンドがある中川区の「ナゴヤ球場」があるエリアで、これから成長していく選手をイメージし、ウォッカベースに青リンゴを組み合わせ、最後に瞬間燻製。立ち上る煙を「雲の上にまであがっていく選手に成長してほしい」という願いを込めたという。

アルコールを考案したのは、新しいカクテルを考案する「Mixology(ミクソロジー)」などを提供する「X-cution(エクスキュージョン)」の内野哲靖さん(37)。内野さん自身は佐賀出身で、知人などから「尾頭橋」「大曽根」「今池」のイメージをアンケートしドリンクを作ったという。「大曽根」は徳川園が近いことから、日本酒をベースに抹茶をあわせたカクテルにしたという。

企画した篠元さんは「将来的には県内外からファンが集まることができるドラゴンズを応援するバーを開きたい」と希望に胸を膨らませている。
また澤村さんは、今シーズンのドラゴンズについて「今年は『立浪ドラゴンズ』の初年度なので、いろいろなチャレンジに期待したい。石川昂弥選手や高橋宏斗選手ら個性がある選手が活躍して、チームが変わっていく姿を楽しみにしています」と目を輝かせた。
今回提供されたドリンクと同じメニューは、東区泉2の「X-cution」で楽しむことができる。
【メニュー】
(アルコール)
#1994
#33
#9
大曽根
尾頭橋
今池
(ノンアルコール)
#7
#1997