お尻の部分に火をつけるとモリモリと…衝撃の花火『ねこのうんち』おふざけだけじゃなかった“開発秘話”
名古屋の会社が発売した衝撃の花火が話題を呼んでいます。1年以上かけ開発した「ねこのうんち」とは…。
かわいい三毛ネコの後ろ姿。ここに火をつけると、なんと「黒いモノ」がもりもりでてきました。
その名も「ねこのうんち」1つ250円。黒いアレの正体は、懐かしの花火「へび玉」です。その燃えカスが想像を掻き立てるというワケです。
飼い主に先立たれたネコ等に新たな家族を…橋渡し続ける女性が願う『ネコと人が最後まで寄り添い合える社会』
商品化したお二人は…。
ソーシャルデザイナーの清水さん:
「せっかく“うんち”なんで、ネコとかイヌとかのお尻についていたほうが面白いのになんでそうしないんだろうって思っていた感じなので、逆に『普通考えるだろう』みたいな」
清水さんの提案を受けて、駄菓子やオモチャの卸売り会社「堀商店」が開発しました。
堀商店の4代目:
「僕らの取り扱い商品の中でも、うんちっていうカテゴリーを作るくらい、うんちの商品はお子さんに人気な商品なので、『よくぞ思いついた!』と即決でぜひ商品化を目指したいなということで、すぐに動き始めました」
より雰囲気がでるよう煙の色を黄色にしたり、燃えカスがよく見えるよう煙は量を少なめにするなど、細部にこだわって1年以上かけて商品化、今年2月に発売しました。
そんな「ねこのうんち」、おふざけだけで商品化したのではありません。あるきっかけがありました。
ソーシャルデザイナーの清水さん:
「(ある日)段ボールがあって、その中に生まれたての子(ネコ)がいたので。今も一緒に暮らしています。一番悲しいのは、ここにネコがいてうんちするから嫌だとか、餌あげちゃうおじいちゃんがいるから嫌だみたいなことが発端で、人と人がケンカし始めるんですよね」
地域の野良ネコなどの問題をなんとかしたいと、注目を集める商品を作り、売上の一部を名古屋市動物愛護センターに寄付。保護・譲渡する活動にあててもらうことにしました。
「ねこのうんち」は堀商店の店頭やオンラインショップ、東急ハンズ名古屋店でも購入できます。
堀商店の4代目:
「保護ネコを引き取るとか、地域のネコをどう扱うのかどうやって共生していくのかという取り組み自体の認知が広まれば、活動の支えになるんじゃないかなと考えています」