岐阜市に3月、画期的なサービスの「薬局カフェ」がオープンしました。

 ウコンやショウガが入ったカレーに、ハブ茶や玄米茶など12種類の茶葉を練り込んだ麺料理。3月にオープンした薬膳料理が手軽に楽しめるカフェ。手がけているのは薬局です。

 岐阜市に本社のある平成調剤薬局が、健康志向の高まりを受けオープンさせた薬膳カフェ。

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 メニューは漢方を得意とする薬剤師が監修します。

 カレーやフォーのほかにも、ハト麦・玄米・ハブ茶など12種類をブレンドした薬膳茶「補の茶」や、そのお茶の葉を練り込んだロールケーキなど、8種類。

平成調剤薬局の専務取締役:
「薬剤師が考案して、シェフが考えてなるべく味が薬っぽくならないように気を付けてやらせていただいています」

 しょうが、ウコンといったおなじみの食材はもちろん、白きくらげやクコの実など、ちょっと変わったものも食べられ、特に女性に人気だそうです。

 またロッカーで処方薬が受け取れるシステムがあり、病院で受け取った処方せんをスマホで撮影し13店舗ある平成調剤薬局に送信すると、最短5分で薬局のスタッフがロッカーに薬を入れにきてくれます。

 購入した人はスマホで決済しロッカーから薬を取り出すという仕組みで、人と接触したり長時間待ったりする必要がありません。

 JR岐阜駅の利用者であれば、仕事や学校帰りにも受け取れるとあって、人気は上々だそうです。

平成調剤薬局の専務取締役:
「コロナで薬局に来るのも嫌だというのもありましたので、そういうことから普及して、国も推奨しだしたので今が一番良いタイミングかな。利用者が選ぶ時代に医療も食もやってきたのかなと思っています」