麻薬の一種・アヘンの原料となる「ケシ」が静岡県で自生しているのが見つかりました。見つかった品種は愛知県にゆかりがあるとされています。

 アツミゲシは「セティゲルム種」で、「ソムニフェルム種」というものもあり、花の色は赤や紫や白などで、花びらも八重咲きのものや一重咲きものがありますが、これらはすべて栽培が禁止されています。

 ケシでも植えても良い園芸用のものもあり、オニゲシやポピーは植えても問題ありません。

 見分け方は、違法なケシは茎を抱きこむように葉っぱが生えています。植えてもいいケシなら、茎を抱き込むような葉っぱはないということです。

 形も、違法なケシの葉っぱはノコギリ状になっていて切れ込みは浅く、植えてもいいケシと比べると一目瞭然です。

 愛知県の担当者は、ケシの花を見つけたら保健所などに通報し、花を触ってしまった場合は雑草を触ったときと同じように、手を洗えば問題ないと話しています。

※写真は愛知県提供

麻薬取締部の捜査員「これほど多いのは経験ない」アヘンの原料となる“ケシ” 3500株以上の自生を発見