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愛知県豊橋市の「二川宿(ふたがわしゅく)本陣資料館」は、東海道の宿場町・二川宿に関する資料が展示された資料館です。ほぼ当時の姿のままで本陣や旅籠屋の建物が残されており、歴史を今に伝えています。
■宿場町の本陣がほぼ当時のままの姿で残る…歴史を今に伝える「二川宿本陣資料館」
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愛知県豊橋市のJR二川駅から徒歩15分の場所に、東海道五十三次の33番目の宿場町である二川宿に関する資料が展示された「豊橋市 二川宿本陣資料館」はあります。
【画像12枚で見る】江戸時代の宿場町の“本陣”がほぼ当時のまま…歴史伝える『二川宿本陣資料館』
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本陣とは、江戸時代に参勤交代の際に大名などが宿泊した施設。江戸時代に東海道沿いに111か所あった本陣の中で現存しているのは、近江・草津宿本陣と二川宿本陣の2か所だけで、建物は貴重な文化財です。
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廊下も全て畳敷きになっており、奥には大名が宿泊したという「上段の間」があります。ここには、福岡藩の黒田家がよく宿泊したといいます。
■刀の形をした財布「銭刀」も…江戸時代の旅道具が展示された資料館
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「二川宿本陣資料館」では、もう一つ江戸時代に一般の人が泊まった旅籠屋「清明屋(せいめいや)」も見学できます。
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畳敷きの部屋には、当時混みあってくると、旅人たちは相部屋で宿泊したといいます。
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また資料館では、刀の形をした財布「銭刀」など、江戸時代の旅に関する展示がされています。
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当時は、1日40キロほど、約2週間かけて江戸から京都までを歩いたといいます。
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大名のための本陣や、庶民のための旅籠屋を見学できる「二川宿本陣資料館」は、江戸時代を今に伝える貴重な歴史施設です。