高速でトラブルが…どうすれば安全に路肩へ車を停められるのか JAFに聞いた“正しい手順” まずやる事は
今年のゴールデンウィークは、各地の高速道路で事故が相次ぎました。高速道路でトラブルに巻き込まれてしまった時、するべき手順をまとめました。
■JAFに聞いた!路肩に安全に車を止める手順
高速道路でトラブルに巻き込まれてしまった時に重要なのが、いかに安全に路肩に車を止めるかです。その手順をJAFに聞きました。
車にトラブルが発生したら、まずはハザードランプを点灯させて路肩に寄せます。
ガードレールがあるところでは、同乗者をガードレールの外側に避難させてから、三角表示板などの「停止表示器材」を車から50m以上後ろに置きます。故障や事故で高速道路上に停車する場合、停止表示器材を置くことが義務付けられていて、違反すると点数1点と反則金を徴収されます。(※金額は車種によって異なる)
燃料漏れがない場合は発煙筒を使うことも有効です。緊急時にすぐ使えるよう、設置場所や有効期限を確認しておきましょう。期限を過ぎたものだと、炎が小さくなり見えにくくなります。
最後に、運転手本人もガードレールの外側に避難し、非常電話や携帯電話で救援を依頼してください。
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■トンネルに注意!トンネル事故に巻き込まれた時の対処法
高速道路の事故で、より怖いのがトンネルです。
三重県紀北町の紀勢道・紀伊長島トンネルでは4月29日、車5台が絡む事故があり、男女7人がケガをしました。トラックが対向車線にはみ出し、衝突したことが事故の原因だったということです。
2021年12月には、愛知県新城市の新東名高速「鳳来トンネル」で乗用車とトラックが衝突し、トラックが炎上しました。トンネル内は煙に覆われましたが、事故の運転手を含め全員が避難してケガ人はいませんでした。
トンネルで事故に巻き込まれた場合は、すぐにハザードランプを点灯させてください。緊急車両が通れるよう、基本的に左側に車を寄せて停車します。
サイドブレーキをかけてエンジンを切り、車から降りるときは、救助活動で車を動かすことがあるので、鍵は残したままにしてください。
そして非常口に向かって避難をしてください。