コロナ禍で公共交通機関での移動を控えて、自転車通勤に切り替えたという方もいるのではないでしょうか。

 ギュウギュウに混んだ電車に詰め込まれることもなく、体力づくりにもなって健康的です。

 しかし、これからやってくる梅雨の季節、どうやって移動しようか迷うところ。もし「傘をさして自転車に乗ろう」と思った方がいたら、危険ですので絶対にやめてください。

 雨の日に傘をさして運転をすると、片手でハンドルを握ることとなります。その場合、ブレーキを握る力が入りにくく急には止まれない、ふらついて転んでしまうというリスクがあります。

 また、傘をさしていると前が見にくくなったり、風であおられて転倒したりする危険性も考えられます。

 傘をさして自転車を運転することは道路交通法違反です。愛知県警によると、2021年にはおよそ3000件の指導や警告を行っています。

 雨の日にどうしても自転車に乗らなくてはいけない場合は、カッパを着用して運転しましょう。

 また、雨の降り方や風によっては自転車に乗る事自体が危険な場合もあります。公共交通機関を利用するなど、別の手段での移動を考えましょう。

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