名古屋市の繁華街近くにスーパーが出店しました。

 名古屋の都心の繁華街、錦から7分ほど歩いた場所に、スーパーの「タチヤ」が6月3日にオープン。

 人がどんどん吸い込まれていき、店内はすごい賑わい。この日は愛知県産のイチゴが1パック322円に、国産牛焼肉は100グラム398円。

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 名古屋・錦にスーパーをオープンした理由は…。

タチヤ本部の担当者:
「こういった地(都心部)でやりたいという思いと、(地主から)今回いただいたお話の条件が合いまして出店となりました」

 地主の誘致があり、思惑一致というシンプルな理由ですが、タチヤにはもう一つの狙いがあります。

お客:
「この辺りはスーパーがなかったので、すごく助かっています」

「ちょっと不便だったので、近くで嬉しいです」

「安いのがいっぱいあって良さそうです」

 都心過ぎるがゆえにお店がなく、食品が買えない「買い物難民」が実は多く、タチヤはこの人たちを取り込もうと考えました。

 タチヤのウリは「コスパの良さ」。

 一般的なスーパーは店長がまとめて仕入れを行いますが、タチヤでは野菜や肉など売り場ごとに担当者がいて、それぞれが市場へ出向き仕入れや価格交渉を行うことで、安く提供しています。

 しかし、都心のため、かさむのがテナント料。そこで錦の新店舗では、さらなる工夫がされています。

タチヤ本部の担当者:
「自分達の強みである生鮮食品に力を入れて、思い切ってグロッサリー関係(レトルト食品)や調味料関係を一切置かない選択をいたしました」

 売場は従来の半分の100平方メートルほどで、通常は平らに陳列していたものを、2段に積み上げて売場を確保したり、生鮮食品をおよそ1000種類にしぼったりと、狭いお店を最大限活用しています。

 また、駐車場もコスパのためにカット。色々な苦心の末、都心への出店を果たしました。

タチヤ本部の担当者:
「新鮮でお値打ちなものを売る、そして地域密着、それを頑なに貫く。呼ばれればその地で頑張りたいと思っております」