「夜アイス」の専門店が名古屋に初上陸。中区大須に夜、行列ができています。

 名古屋市中区大須の一角にある店。午後6時、周りの店がそろそろ店じまいという時間帯に営業を始めた店の前には行列が…。皆さんが買っているのはアイスクリームです。

 5月30日にオープンした、その名も「21時にアイス」。

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 一番人気の濃厚生チョコに、中央アルプスの苺で作ったジャムを使ったミルフィーユなど、北海道産の生乳アイスがたっぷり入ったパフェが22種類。

 トッピングもおよそ30種類あり、お好みでカスタムできます。

男性客:
「これから暑いですし、すごくさっぱりしていいんじゃないかな」

女性客:
「甘いもので終われるから幸せだなーって」

 午後9時。店名の時間帯になると、お客さんの年齢層が上がってきました。実はココにお店の「コンセプト」が隠されていました。

男性客:
「仕事終わりです。ちょっとお酒飲んで、このちょうどいい時間帯にアイスを食べて帰りたいねっていう話で」

 実はこちらのアイス、もともとのターゲットは…。

21時にアイスの担当者:
「夜のシメパフェというくくりになるんですけれども、飲んだ後とかにちょっとさっぱりと甘いモノを食べていただけるような感じのコンセプトのお店になります」

 飲んだ後や一日のシメに、ラーメンなどの代わりに食べるという「シメパフェ」は、10年ほど前に札幌で始まったというこのムーブメント。最近では関西でもブームになり、ついに名古屋にも専門店が上陸しました。

 寝る前に高カロリーのアイスは心配になりますが、その「禁断の味」がかえって人を惹き付けるようで…。

女性客:
「悪い事している気はしますね」

男性客:
「それがいいですよね。背徳感、そそられますね」

 名古屋めしの濃い味付けの後にピッタリという声も…。

別の男性客:
「激ウマ。みそカツを食べて口が脂っこかったんで、さっぱりしておいしいですよ」

 営業は深夜11時半まで。一日の最後にアイス…。この文化、果たして名古屋にも根付くでしょうか。

21時にアイスの担当者:
「うちの会社が皮切りに、名古屋を中心として東海地方にシメパフェの文化をどんどん広めていけたらいいかなと思っております」