衆議院選挙の選挙区が大きく変わります。選挙区の「区割り」について、政府の審議会が16日、小選挙区の新たな区割り案を岸田総理に勧告し、愛知県の選挙区は1つ増えて16区になります。新たな区割り案で、東海3県はどうなるのかまとめました。

　愛知県は定数が現在の15から16に1つ増え、新たに「愛知16区」ができます。

「新・愛知16区」は、現在6区の犬山市、10区の江南市と小牧市、そして5区の北名古屋市などがまとまります。

　そして、このほかにも愛知県内の区割りは大きく変わります。

　まず、名古屋市とその周辺の自治体は、5区で北名古屋市と豊山町が新16区になったため、中村区、中川区、清須市のみで新5区となります。

増えない女性国会議員…46歳ママ議員が痛感する永田町の常識「家族と会わず“盆踊り回り50件”を評価」

　尾張地方の新たな6区は、瀬戸市の全域と春日井市で、現在7区と6区にまたがっている瀬戸市の分割問題は解消されます。

　現在、9区と10区に分かれている一宮市は、全域を10区とし、岩倉市と一宮市で新10区となります。これにより、一宮市では2つの選挙区にまたがるという状態が解消されます。

　三河地方では、現在11区と14区にまたがる豊田市は、全域が新11区となります。

　岐阜県は、現在岐阜市が1区と3区に分かれていますが、1つにまとまり新1区となります。2区、4区、5区は変わりありません。

　そして三重県は、前回2017年の区割り変更で選挙区が5から4に減っていて、今回変更はありませんでした。