カビをイメージしたクッキーがヒット…今年は「食べられるカビ」入りクッキーが登場 納豆菌との“2菌展開”
三重県桑名市の会社が作った梅雨時の限定商品、「カビのクッキー」が人気です。
三重県桑名市にあるクッキー専門店「kurimaro collection(クリマロコレクション)」。
店内にはイヌやネコやインコなど、かわいらしい生き物たちのクッキーがズラリと並んでいます。
【画像で見る】カビをイメージしたクッキーがヒット…今年は「食べられるカビ」入りクッキーが登場
そんな中、梅雨時にしか登場しない珍しい期間限定のクッキーが「カビーンズ」。
商品名の通り、カビをイメージしたキュートなキモカワクッキー。2021年に販売したところ大人気に。2022年も5月から店頭に並んでいます。
そして同じ5月から発売されたばかりの新商品がカビ入りのクッキー、その名も「カビクッキークリームサンド」。
kurimaro collectionの栗田さん:
「実際に『カビを食べられる』ということを体験していただきたいと思ったので、ブルーチーズを(クリームに)入れました」
青カビ入りのブルーチーズを生クリームとレアチーズで合わせ、クッキーでサンド。濃厚なチーズケーキを食べているかのような味わいになるといいます。
さらに…。
kurimaro collectionの栗田さん:
「菌という事で『納豆菌クリームサンド』というものを出しています」
菌は菌でも「納豆菌」。ダイレクトに納豆が挟んであります。生クリームに納豆の粉末を加えることで、ネバッとした新感覚のクリームに、プラス納豆もそのままをサンドとインパクト充分。
クッキー生地にはきな粉が使ってあり、納豆クリームとの相性はバツグンだといいます。
実際の「菌」を使ってクッキーを作ろうと思った理由は…。
kurimaro collectionの栗田さん:
「小杉食品さんからサンプルで納豆の『粘りっ子』というものを実はいただいていまして、それを使って何かできないかなというところから作り始めました」
菌をイメージした商品を作っていると知った地元の納豆メーカーが、納豆の粉末を提供してくれたことから商品開発に着手。試行錯誤の結果、納豆菌を生かした味の組み合わせにたどり着いたといいます。
その根底には、役立つ菌もあるという栗田さんの生き物愛がありました。
kurimaro collectionの栗田さん:
「毎年この梅雨の時期になると、何となくジメジメした気持ちになってしまうというお客さまも大変多かったので、一番この時期に活性化する『菌』にちょっとスポットを当てて、『今回はカビだ!』と思ってカビ菌にしました」
2種類の食べられる菌を使ったクッキークリームサンド。カビをイメージしたキモカワクッキーの「カビーンズ」とともに、梅雨明けまでの限定販売です。