KDDIの大規模通信障害。今回のような突然起きる通信障害にどのように備えるべきか、専門家に聞きました。

 ITジャーナリストの三上洋さんに伺うと「事前に公衆Wi−Fiの場所を把握しておくこと」が大切だと言います。

 公衆Wi−Fiはどういう場所に設置されているかというと、多くの役場や郵便局、それにコンビニやカフェには無料で使えるフリーWi−Fiが設置されています。比較的新しい公衆電話の周辺も、フリーWi−Fiに接続可能です。

 その場所を事前に把握しておけば、相手が通信可能な状況であればフリーWi−FiでSNSやLINEを使用し連絡を取ることができます。

 通常の電話やショートメールは利用できませんが、LINEのユーザー同士であれば、LINEの電話機能で通話することが可能です。

 しかし、公衆Wi−Fiの使用には注意も必要です。

 キャリアによっては使用できないWi−Fiもあるため、事前に接続が可能か確認が必要です。

 さらに、暗号化されていないWi−Fiは使用しないことや、クレジットカードなどを使ったネット決済は行わないことが大切だということです。

【動画で見る】突然の“通信障害”どう備える…専門家「事前に公衆Wi-Fiの場所把握を」その際クレカ決済は「行わない」

 三上さんは「公衆Wi−Fiでは、家族や友人に連絡をとるなど、必要最低限なネット利用を心がけることが大切」としています。