新型コロナウイルスの感染が再び拡大していますが、各保健センター・保健所では、濃厚接触者の追跡調査を原則行っていません。調査するのは、同居の家族がいるか、あるいは患者本人が医療従事者・高齢者施設などに勤務していないかの場合に限定しています。

 後者については、病院や施設などにいるリスクの高い人への感染が懸念されるためです。それ以外の場合は、疑いのある人に患者本人から連絡することになっています。

「濃厚接触者」とは、例えば1メートルほどの距離で、マスクなどの対策なしに15分以上の接触があった場合に定義されることがあります。

 濃厚接触者となった場合、患者と接触した最終日の翌日から7日間の待機となりますが、抗原定性検査で4日目と5日目に、またはPCRや抗原定量検査で5日目に陰性が確認されれば待機は解除となります。

 ただし、8日目までは健康状態の確認やリスクの高い人との接触などは避けることが求められています。

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 そして、患者の同居の家族は原則濃厚接触者と判断されています。この場合も自宅などでの待機が求められます。

 家族の発症、または家庭内での感染対策を始めた日、いずれかの遅い方から7日間の待機となります。途中で別の同居家族が発症した場合は、改めて発症日を「0日目」として待機期間が始まります。