競技生活からの引退を表明したフィギュアスケートの羽生結弦さん。名古屋でその功績を紹介する展示会が始まり、「熱狂的ファン」が詰めかけています。

 7月19日に競技生活から引退を表明した羽生結弦さん。その足跡をたどる「羽生結弦展」が27日から、中村区のジェイアール名古屋タカシマヤで始まりました。

会場にはおよそ100枚の写真や…。

【動画で見る】『羽生結弦展』名古屋で始まる 実際に着用した衣装などを前に感極まるファンも

実際に使用したシューズにメダル…。

実際に着用した衣装もズラリと並んでいます。

マネキンも羽生さんの等身大で、生地の薄さを間近でじっくりと見ることができます。

 来場者の中には、感極まるファンも…。

ファン:
「嬉しいときも悲しいときも最近はずっと一緒っていうか、いつも共にしてきたという気持ちでいます。まだまだ泣くと思います」

 こんな人もいました。

ファンの女性:
「本気で『ゆづ』のことが好きなんですよ。恋してるんです。誰にも負けないくらい」

両手にはプーさんのぬいぐるみ。リュックとバッグも「ゆづ」仕様です。

ファンの女性:
「アイスショーも試合もずっとこれ(ぬいぐるみ)を連れて行っています。ゆづが(プーさんを)好きって聞いてから、余計に好きになっちゃいました」

 ファンが殺到していたのが、グッズコーナー。

写真集やクリアファイルのほか、キューピーとコラボした限定キーホルダーなどを販売。

 多くのファンが「爆買い」していました。先程のファンの女性は…。

ファンの女性:
「コンプリートしちゃいました。重たいです。もう良かったです、買えて」

 総額およそ4万2000円のお買い上げ。

 多くの熱狂的羽生ファンが集まった会場。そこで皆さんに、選手「羽生結弦」の印象に残った名シーンを聞きました。

ファン:
「初めてなのにプレッシャーに勝って金メダル取るっていうのがすごいなと思いました」

2014年のソチ五輪。ショートプログラムで4回転ジャンプを完璧に決めるなど、当時の歴代最高得点をマーク。初出場にして、日本男子フィギュア初の金メダルに輝きました。

ファン:
「北京五輪が一番良かった。(4回転アクセルを)失敗したんだけど、それも良かったですよ。一生懸命やっている姿がとても良かったです」

3連覇をかけて臨んだ北京五輪。転倒したものの、オリンピック史上初の4回転アクセルに挑戦。メダルには届きませんでしたが、多くの人が感動しました。

 また、中には…。

ファン:
「いっぱいあるので…どれかっていうのがちょっと選べないですけどね。え〜難しい…全部が違うんです。全部がベストですし、全部でベストを尽くしてこられた演技なので、順位とかはちょっとつけられないです」

「羽生結弦展」は完全事前予約制で、8月8日まで開かれています。