ゴミだらけになると地球なくなっちゃう…7歳女の子が1日限定リサイクル店 売上約2万5千円は子ども食堂に
愛知県長久手市に住む小学1年の女の子が、1日限定のリサイクルショップをオープンしました。自分で商品を集め、売上は寄付に。人や地球のことを思う「SDGsな少女」を取材しました。
ズラリと並んだ絵本におもちゃ。ここはレンタルスペースに作られた1日限定のリサイクルショップです。
店長は、愛知県長久手市に住む小学1年生の佐藤千咲芸さん(7)、ちいちゃんと呼ばれています。リサイクル品はすべてちいちゃんが集めました。
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売上はすべて子ども食堂に寄付。人の役に立ちたいと奮闘しました。
夏休みの間、ミュージカルの練習に励むちいちゃん。リサイクルショップを始めようと思ったきっかけにもなりました。
千咲芸さん:
「ミュージカルの発表会でね、最後にお菓子のお店がリサイクルショップになるっていうお話なんだけど、お母さんに自分がいらなくなってゴミをポイってすると、ゴミだらけになると地球がなくなっちゃうって教えてもらったから。リサイクルショップは素敵だなと思って」
ちいちゃんは2か月かけて、ミュージカル仲間や学校の友達に中古品の寄付を呼びかけ。
チラシもお母さんに教えてもらいながらパソコンで作りました。
千咲芸さんの母親:
「ちゃんと自分の言葉で企画を伝えてお願いして、実際に協力してもらうというのをどんどん形にして切り開いていくところは、1年生にしては頼もしいなと思っています」
しかし、7歳ゆえ一番困ったのは商品に値段をつけること。子供が買うことができて寄付するお金が集まるような価格にするため、ミュージカル仲間のお姉さんたちに助けてもらいました。
千咲芸さん:
「売上は子ども食堂に寄付する。子供たちも助かるし、お金をもらうといっぱいご飯が食べられるし、子ども食堂にいる大人たちも助かると思う」
そして迎えたリサイクルショップ当日。最終的に集まったリサイクル品はおよそ500点。値段は50円から400円までとお手頃です。
児童館などにチラシを配ったことで、90人ほどが来店しました。
訪れた客:
「売上が子ども食堂に寄付されるということで、それがすごくいいなと思ったので。寄付されるのもうれしいし、この子のおもちゃも見られるし」
訪れた別の客:
「それぞれに似合う色をちいちゃんが決めてくれて、『この色いいんじゃない』という感じで、『じゃあこれ買います』と決めました」
200点ほどが売れ、売上はおよそ2万5000円になりました。
千咲芸さん:
「(Q.今後の活動予定は?)あと2万1000回くらいやる。次はお母さんたちがいない子供たちに(おもちゃを)あげる」
地球のため人のため、リサイクルショップを開いたちいちゃん。今後も定期的に活動していきたいということです。