保冷剤は逆にNG…猛暑の中『スマホの熱中症』で問い合わせ急増 専門店で聞いた“予防と対処のポイント”
連日続く暑さで、人間だけでなく「スマートフォンの熱中症」が増えています。
8月9日、名古屋駅近くにあるスマホ修理の専門店「スマホスピタル名古屋駅前店」を訪れた男性…。
男性客:
「ただ外でスマホを持っていただけです。30分くらいじゃないですかね。(スマホカバーから)取り出してみると熱いことが結構あるかな」
スマホスピタルの担当者:
「やはり今の時期ですと、(気温が)高温になってしまって本体が熱くなって、いわゆる『スマホ熱中症』ということに」
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実は今、この店舗では1日に10件以上「スマホ熱中症」の問い合わせがあるといいます。その症状は、本体が熱くなるということですが…。
街の女性:
「車内のスマホスタンドにずっと置いていたら、熱くなって使えなくなった」
別の女性:
「スマホをここ(ポケット)に入れるんですよ。そしたら熱くなってくるんですよ」
街で聞くと、持ち歩いているだけでスマホが熱くなったという人もいました。iPhoneをはじめ、多くのスマホは0度から35度での使用を推奨しています。
しかし、特に夏休みやお盆の期間は屋外での活動も増えるため、直射日光が当たってスマホの温度が急上昇するケースが増えるといいます。
機種によっては、高温の注意を促す画面も表示されますが…。
スマホスピタルの担当者:
「実際このような感じで中にガスがたまってしまって、バッテリーが熱を持ってガスが逃げなくなって膨らんでしまって。最終的に画面が押し上げられて、スマホ自体が破損してしまうというお問い合わせもございます」
熱に弱いリチウムバッテリーが膨張。それでも使い続けると、煙や火が出るケースもあるといいます。
危険を伴う「スマホ熱中症」。症状が見られた時の対処のポイントは、涼しい場所などで「ゆっくり冷やす」ことだということです。
スマホスピタルの担当者:
「保冷剤などを付けて冷やすのは、基本的には急激に温度を下げるのはあまりよくないかなということがあります。端末が熱くなってしまったら、スマートフォンの電源を落としたりとか日に当たらないようにとか、そういった対策をしていただければ」