28の資格を持つ16歳の女子高校生が名古屋にいます。

 名古屋市東区の金城学院高校。1年生の宇井星日(うい・せいか)さん。今どきの女子高生にみえますが、実は16歳にしてすごい経歴の持ち主です。

宇井さん:
「今は宅建士を取るための勉強をしています。(他にも)危険物取扱者という資格を持っていまして、危険物を取り扱うための資格です」

【動画で見る】16歳にして合格率30%の秘書検定1級など28個も…『資格マニア』の女子高校生 コロナ禍でおうち時間増え勉強に拍車

 宇井さんは「資格マニア」の高校生。自宅に取材にうかがうと…。

宇井さん:
「パンシェルジュ検定、中国語検定、…危険物取扱者で、合計28個になります」

 名古屋観光検定やパソコン検定、そして料理検定など、その数なんと28個。この夏取ったのは秘書検定1級。合格率が30%ほどといわれる難しい資格です。

宇井さん:
「役に立ったのはファイナンシャルプランナー(2級)ですね。年金をこれから納めていく年齢になるので、そういう知識を年金を納める前に身に付けておけば、きっと役に立つかなと思います」

 リビングの一角には勉強スペース、棚には資格の本がズラリ。

宇井さん:
「いずれ取りたいと思っている応用情報技術者と、あと薬を扱う登録販売者という資格もあります。いずれ取ろうと思っているので、テキストだけ買いました」

 宇井さんが資格を取り始めたのは小学校4年生の時。漢字検定から始まりました。

 中学1年の時には、新型コロナの流行で学校の授業がすべてオンラインになり、おうち時間が増え、資格の勉強に拍車がかかりました。

宇井さん:
「英検を、級を一つ飛ばしで受けたんですよね。そしたら思いのほか達成感があって。他の資格も取って達成感を味わいたいと思ったことがきっかけです。本屋さんとかで手に取って、興味のあるものは受けるようにしています」

 資格の勉強は1日に4〜5時間。それを見た母親も…。

宇井さんの母親:
「リビングで勉強しているので、隣でドラマを見るのも申し訳ないというか。お互いライバル、仲間みたいな感じで勉強していて。私もすっかり資格にはまってしまって。中国語はHSKというテストの一番上まで行きました。娘のおかげで私まで資格マニア」

 宇井さんのカレンダーには、次の資格試験の予定が埋まっています。

宇井さん:
「(次は)宅建です。難しいんですけど申し込みをしてしまったので、あとは合格に向けて勉強するのみです」

Q.将来はどんな職に就きたい?

宇井さん:
「色んなことをしたいです。資格を持っているので色んな知識を生かして、色んな職場とか色んな経験ができればと思っています」