11月1日に開園する「ジブリパーク」。ジブリの世界を楽しめるさまざまな展示に期待が高まっていますが、チケットがなかなか手に入らないという声もあります。名古屋では29日から名古屋で「ジブリパーク」の世界を楽しめるイベントが始まります。

 29日から始まる「ジブリパークとジブリ展」。28日、スタジオジブリの宮崎吾朗監督も訪れ、メディア向けの内覧会が開かれました。

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「こちらは『千と千尋の神隠し』の千尋になりきって、カオナシと一緒に写真を撮ることができます。この展示はジブリパークにもありましたね」

 映画『千と千尋の神隠し』のあのシーンを再現した撮影スポット。これはジブリパークのメインエリア「ジブリの大倉庫」にある展示と同じです。一足先に千尋になりきってカオナシと写真を撮ることができます。

【動画で見る】パークと同じ展示も一足早く…『ジブリパークとジブリ展』名古屋で29日から 展示に隠れた“スガキヤ”の謎

 さらに…。

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「等身大の湯婆婆、迫力ありますね!こちらの展示もジブリパーク内にありましたけれども、ジブリパークの方は建物の中だったんですけれども、こちらは柱とかもなく本当に開けた空間での展示になっているので、細かいところまでぐるりと広いアングルでしっかり見ることができますね」

 また、中に入ることもできる「ネコバス」も。

 他にも、天空の城ラピュタに登場するロボット兵など、ジブリパークの展示の立体模型もあり、ジブリパークがどうやって作られたのか、その裏側を知ることができます。

 会場には、名古屋ならではの展示が隠れていました。

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「こちらは映画『アーヤと魔女』の制作現場の様子が再現されているんですが、宮崎吾朗さんのお名前の横に、名古屋のスガキヤのカップラーメンがあります。制作の合間に召し上がっていたのでしょうか」

 なぜジブリ展に「スガキヤのラーメン」があるのか、その理由は…。

宮崎吾朗監督:
「2020年の春なんですけど、それまでの3年間は『ジブリパーク』と『アーヤと魔女』の制作を同時進行でやっていたんです。スガキヤのカップ麺を食べつつ映画も作っていた」

 さらに、名古屋出身の鈴木敏夫プロデューサーとの秘話も…。

宮崎吾朗監督:
「色々うるさいこと言ってましたね。『味噌煮込みは俺が子供のころはなかった』みたいな話だとか、『ナポリタンは新しいんだ』とか、色々と教えてくれました」

「ジブリパークとジブリ展」は愛知県美術館で29日から12月25日まで開かれます。チケットが必要で、日時指定の事前予約制です。