愛知県長久手市の「ジブリパーク」が11月1日午前10時、開園しました。待ちに待った開園に、全国から集まったジブリファンが朝から大行列を作りました。

女の子:
「カオナシのところで、座って写真撮りたい」

男性:
「楽しみに童心に帰って。パズーです。ラピュタはあの中だ!」

 開園初日、生憎の雨にもかかわらず、朝早くから多くの来園者が集まったジブリパーク。時間指定の事前予約制にもかかわらず、ジブリの大倉庫の前では…。

(リポート)
「ジブリパーク開園1時間ほど前ですが、ジブリの大倉庫の前にはズラっと人が並んでいます」

関東から来た女性ら:
「夜行バスで来ました。前々から決めていて、キキの格好で来ました。小さい時からずっとジブリを見ていて大好きです」

【動画で見る】ジブリパーク開園 生憎の雨と思いきや「トトロの名シーン」再現に歓喜の声

豊田市から来た女性:
「ジブリ大好きです。『千と千尋の神隠し』と『耳をすませば』が好きです。(ネイルは)家で自分でやりました。3時間半くらいかけて」

中には、思い入れのあるジブリ作品のキャラクターになりきった熱狂的なファンの姿も…。

(リポート)
「午前10時のオープンと同時に、愛知県の大村知事とジブリパークの宮崎吾朗監督がお客さんを出迎えています」

 もともと温水プールだった建物を改修して作られたジブリの大倉庫。

ジブリ作品の名場面の一部になりきり、写真を撮ることができる「ジブリのなりきり名場面展」や、ネコバスやトトロに出会える、その名もネコバスルーム。

さらに「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵の展示など、ジブリの魅力がたっぷり詰まったメインエリアです。

 観覧を終えた来場者は…。

瀬戸市から来た6人組:
「お土産もたくさん買えたのでよかったです。ポニョを買いました」

「写真が思ったよりスムーズに撮れて、あまり並ばなくても色々な所が回れたので良かったかなと思います」

「家族みんなで楽しめるなと思いました。全体的に作り込んであるので、見ていて楽しかったです」

 たくさんのグッズを買い込んだ女性もいました。

東京から来た女性:
「湯婆婆のクッションとか、ネックウォーマー、カオナシのボトルホルダー。70点で11万円いきました。今日は散財しようという心持ちで」

さらに、「コクリコ坂から」をイメージし制服で訪れたという熱狂的なジブリファンは、興奮冷めやらない様子です。

東京から来た女性2人:
「ジブリ好きにはたまらなかったです。『やっと会えたね』みたいな、ここにいたのかって感じで。もう夢だったんですよ、ネコバスに座るのを夜中に夢で見たくらいだったので。やっと座れました。座るところが『意外と小っちゃいのね』みたいな。当選して奇跡です、運命です」

(リポート)
「『となりのトトロ』をイメージしたどんどこ森エリアです。こちらには『サツキとメイの家』がありまして、入場する方が列を作っています。その家の裏山には、トトロをイメージした木製遊具『どんどこ堂』があります。この坂を上っていくんですが、ここから先はチケットを持った方しか入場することができません」

居間や風呂などが再現された「サツキとメイの家」に、トトロをモチーフにした高さ5メートルの木製遊具「どんどこ堂」が目玉の「どんどこ森」エリア。

子供に人気のこのエリア。千葉からやってきた、メイちゃんと同じ4歳の女の子は…。

女の子:
「中に入った!楽しかった!」

 今日は生憎の雨でしたが、名シーンと同じシチュエーションになりました。

女の子の父親:
「雨の中ね、バス停の前で撮影できてよかったね」

グッズなどを扱う「どんどこ処」は、チケットが無くても入ることができます。

中にはこんな来園者も…。

男の子:
「今日(10歳の)誕生日なので、去年から行きたいと言っていたので来ました」

男の子の母親:
「オープンする日に来たいってずっと言っていたので、チケットチャレンジしたんですけど落ちちゃったので。仕事休んで家族で来ました」

そんな「どんどこ森」を取材していると…。

宮崎駿監督の仮装をした男性:
「ジブリが大好きで、もう15年ほどジブリ芸人をやっていまして。宮崎駿監督(の仮装)です」

チケットはないものの、オープン初日を見ようと埼玉から来たそうです。

宮崎駿監督の仮装をした男性:
「何人か『撮って下さい』と言われるか、後ずさりされるかどっちかですね」

「耳をすませば」の世界を再現した「青春の丘」エリア。職人のこだわりが詰まったアンティークショップ・地球屋には、忠実に再現されたからくり時計や、バロンを楽しむことができます。

朝、先頭に並んでいた親子は…。

娘:
「(母は)夜勤明けで。私は会議だったんですけど、有休をとって来ました。みんなに宣言してきたので大丈夫です。バロンの人形を見ることができたのと、キラキラ光るところも見られたのですごく良かったです」

 そんな地球屋の隣には、本物の郵便ポストが…。投函するとオリジナルデザインの印が押されるということで、たくさんの来園者がジブリの世界からの特別なメッセージを送っていました。

青春の丘から投函した女性:
「思い出になるし、地球屋から出してる特別感があっていいなと」

別の女性:
「私は自分宛てに出しました、今日の記念に。バロンの切手があったので、それで出しました」