“キングカズ”三浦知良がJFL鈴鹿の退団発表「この1年間は自分のサッカー人生にとって大きな財産に」
サッカー界のレジェンド「キングカズ」こと三浦知良選手が、サッカーJFL・鈴鹿ポイントゲッターズの期限付き移籍期間が満了し、退団することを発表しました。
鈴鹿市民の女性:
「ちょっと寂しいですね。カズさんはJリーグ発足の時から、ずっと現役選手でやられているので」
鈴鹿市民の男性:
「せっかく来てくれたと思うと、まだまだいていただけるのであれば、引き続きいていただけるに越したことはないかもしれないけど、それは欲張っても仕方ない」
三浦知良選手(55)が16日、所属する鈴鹿ポイントゲッターズを通じて退団を発表しました。
三浦知良選手(2022年1月):
「今までやってきた情熱を、またこの鈴鹿という新しい場所で。自分自身さらに自分を燃え上がらせてできたらいいなと思っています」
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カズ選手は2022年1月、悲願のJ3参入を目指すJFLの鈴鹿ポイントゲッターズに移籍しました。サッカー界のレジェンドを迎え、鈴鹿にカズフィーバーが巻き起こりました。
今シーズンは18試合に出場。2022年11月のホーム最終戦では、ゴール前に流れたボールを頭で押し込んでシーズン2点目のゴールを決め、自身の持つJFL最年長得点記録を55歳259日に更新しました。
三浦知良選手(2022年11月):
「鈴鹿のホームでゴールできたことは本当に良かったと思うんですけど。僕自身は(現役は)70歳かなと思ってますけど」
しかし、チームは目標としていたJ3参入には遠く及ばず、9位でシーズン終了。その後、カズ選手はポルトガル2部のクラブへ移籍することが有力となり、1年で鈴鹿ポイントゲッターズを去ることになりました。
鈴鹿市民の男性:
「完全に引退ではないと思うので。50代のヒーローですから、頑張ってほしいと思います」
鈴鹿市民の別の男性:
「自分自身が体が動かんなって思うまで、現役をずっと続けてほしいと思います」
カズ選手はクラブを通じて、鈴鹿での1年がサッカー人生の財産になったとコメントしています。
<三浦知良選手>
「この約1年間は大変充実したものであり、自分のサッカー人生にとっても大きな財産になりました。鈴鹿の皆さんからいただきました優しさを胸に、精一杯頑張っていきます」
55歳で決断したさらなる挑戦、まだまだ伝説を見せてくれそうです。