店主「保存性が良いように…」伊賀市にあったカチカチの“日本一かたいおせんべい” 忍者との浅からぬ縁
京都、奈良、滋賀と県境を接し、古くから交通の要衝として栄えた三重県伊賀市。伊賀といえば、やはり外せないのは伊賀流忍者だが、忍者と深い縁がある和菓子店がある。
店の前に「日本一かたいおせんべい 元祖かたやき」ののぼりが掲げられた三重県伊賀市の和菓子店「伊賀菓庵山本(いがかあんやまもと)」。
江戸時代の嘉永5年(1852年)の創業だ。
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5代目の店主によると、この店の菓子は、忍者と深い縁があるという。
5代目の店主:
「忍者が携帯していたといわれるお菓子なんですよ。保存性がいいように、ギュッと圧縮して焼いたもので、カチカチになっているという…」
樫の木を重しにして生地にのせ、圧縮しながら、約1時間かけて焼き上げる。
創業当時から続くという、ごま味のかた焼きせんべい。
手裏剣型のかたやきもあった。
せんべいを割るための木槌も販売されている。
木槌で割り、試食させてもらったが…。
店主:
「かなり硬くて…気を付けてお召しあがりください」
「このままいくのはちょっと…」
本当に硬いせんべいだった。