名古屋市中区 で3月24日、2歳の双子がマンションの7階から転落して死亡しました。子供は自分の身長ほどの窓によじ登ることができるのか、対策も含めて専門家に聞きました。
子供の力を実際に撮影した映像があります。東京都が注意喚起のために作成し、インターネットでも公開している動画です。
手すりに見立てた棒の高さは110センチ。4歳児は手を伸ばせば届く高さです。両手で捕まると段差に足をかけ、さらに垂直の壁に足を着けて、いとも簡単に登ってしまいました。
転落事故に遭った双子と同じ2歳児は、高さ110センチの手すりには手を伸ばしても届きませんが、その下の壁に手をかけ、手と自分の体重を支えながらよじ登っていきます。
【動画で見る】2歳双子がマンションから転落死…子供は自分の身長程の窓に登れるのか 専門家「自分を持ち上げる力は強い」
SafeKidsJapanの大野美喜子理事は、個人の意見と前置きをしながらも「2歳児でも登れる可能性はある」「棚の上に手を伸ばして棚に手がかかれば、自分を持ち上げる力は子供はすごく強い」としています。悲劇を繰り返さないために、大野理事に対策も聞きました。
【対策】
・2階以上に住んでいる家庭は補助鍵の設置
・高層マンションは窓が一定以上開かないよう、マンションそのものの構造を変える
ことをあげたうえで、「義務化や補助錠を配るなど、保護者が対策をしやすい仕掛けがいるのではないか」としています。