愛知県岡崎市の岡崎公園にある、徳川家康を祀っている龍城神社(たつきじんじゃ)は、参拝すると龍の鳴き声が聞こえるといわれています。

 岡崎公園は岡崎城を中心とした歴史公園で、地元の人たちに親しまれています。

日本100名城にも選ばれている岡崎城は、徳川家康が生まれた城とされ、その水が産湯に使われたといわれる「東照公産湯(とうしょうこううぶゆ)の井戸」が今も残ります。

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NHKの大河ドラマ「どうする家康」に合わせて城内がリニューアルされ、江戸時代の様子をグラフィックで再現するなど、当時の歴史や雰囲気を新しい形で楽しむことができるようになりました。

岡崎城の横にある「龍城神社」は「時々、龍の鳴き声が聞こえる神社」といわれています。

龍城神社禰宜の畔柳吉生さん:
「徳川家康公ご生誕の場所で、皆さんは家康公がお生まれになって天下統一したということで、運が開ける開運の神社と仰っていただく方が多いです」

本殿には、天井に龍の姿がありました。

畔柳さん:
「木彫りの龍です。家康公が岡崎にお生まれになった際に、井戸から龍が昇って大きな声でお鳴きになられた。その声を聞いたものがみんな幸せになるという言い伝えで、この下でお参りをしていただくと、鳴くかもしれません」

柏手を打って参拝すると、確かに“龍の鳴き声”のようなものが聞こえました。

畔柳さん:
「はい、よかったですね(笑)。お気持ちが届いたということで。まぁ、仕掛けがありまして、人が立って音が上に届くと、あそこにチカチカしたものがありますけど、人がここにいることが分かって、音を出しています」

センサーで人を感知し、音がする“龍の鳴き声”のような音を出す仕掛けになっていました。

「どうする家康」で徳川家康を演じる松本潤さんも、この“龍の鳴き声”を聞いたということです。


2023年2月21日放送