衆院選も取り沙汰される河村市長は…次期名古屋市長選 国民民主党の大塚参院議員が立候補を正式表明
国民民主党の大塚耕平参議院議員が、次の名古屋市長選への立候補を正式表明しました。これに対し、次期衆院選への立候補も取り沙汰される河村市長は、自身の今後について明言を避けました。
大塚耕平参院議員:
「次期参議院選挙には立候補せず、名古屋市長選挙にチャレンジさせていただくことを決めましたということをご報告にまいりました」
26日午後に名古屋市役所で会見を開いた、愛知選挙区選出の大塚耕平参院議員(63)。現在4期目ですが、2025年に予定される参院選には出ず、次の名古屋市長選への立候補を正式に表明しました。
大塚耕平参院議員:
「キャッチフレーズ的には『守る・伸ばす・創る』。最後はこの地元にしっかり貢献をして、国政にもいい影響を与え得るだろうという思いで」
市長の任期満了は2年後ですが、次の衆院選への出馬も取り沙汰される河村市長を警戒し、このタイミングで立候補を表明したとみられています。
この会見を受け、自らの進退を明言していない河村市長を取材しました。
河村名古屋市長:
「わしの方はまだまだどうなるか、先のことだと思われますから、何とも言いようがにゃーと、南無阿弥陀仏と。わしから言いたいのは減税でもやるのって。はっきり言わずにやったらめちゃくちゃですよ、そりゃ」
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自身が掲げる「減税政策」について、大塚さんが実行するのか追及する考えを示しましたが、自分の今後については明言しませんでした。
河村市長の「かつての盟友」・愛知県の大村知事は、26日の定例会見で、大塚さんを支援するか問われると…。
大村愛知県知事:
「私がどういう判断をしてどういう形で行動するかというのは、まだ申し上げるのは早いのではないかなと。構図が出揃った段階で、判断し申し上げるということかなと思います。ですから、まだだいぶ先のことかなと」
大塚さんへの支援について明言は避けましたが、こうも述べました。
大村愛知県知事:
「それはそれとして、1人の友人としてエールは送りたい」
2019年のあいちトリエンナーレでの「表現の不自由展」を巡る対応などをきっかけに対立の溝が深まっている河村市長については、全く異なるスタンスです。
大村愛知県知事:
「河村氏自身は、私に対してはありもしないことを言って攻撃をされてきておりますから、誹謗中傷に対しては断固戦わなきゃいかんと。河村氏のことについて、評価することはありません」
「友人としてエールを送りたい」とした大塚さんへのコメントとは対照的に、河村市長についてはノーコメントでした。