岐阜県富加町のメーカーが作った、小さな気泡「ナノバブル」を発生させるシャワーヘッドが、これまでにない低価格で話題になっています。

 応援購入サイト「Makuake(マクアケ)」で5月、岐阜県で作られたシャワーヘッドが全国1位の売上を記録しました。発売から1か月で売り上げた数は3000個です。

 買った人からは「お手頃価格」「コスパ良すぎ」といったコメントが寄せられています。

 製造したのは岐阜県富加町にあるメーカー「ドリームバンク」です。このシャワーヘッドは、毛穴よりも小さい気泡「ナノバブル」を発生させます。肌の汚れが落ちやすいうえ、水分が肌に浸透して保湿にも優れているといいます。

【動画で見る】他社製品を片っ端から買い分析…6980円で“ナノバブル”生むシャワーヘッド 応援購入サイトで売上1位に

 軽量で子供でも使いやすく、通常より40%節水できるので年間4万円ほど水道料金が浮くということです。

 ナノバブルが出るシャワーヘッドは、高い物で4万円はするそうですが「ドリームバンク」のこの製品は6980円とお手頃価格です。

才藤社長:
「約30種類ぐらい『これはダメだな』とか『これはいいな』みたいなところを徹底的に洗い出して、必要な機能だけ残した」

 一般的に販売されている約30種類のシャワーヘッドを片っ端から購入し、水の動きや穴の形などを徹底的に分析。

 シンプルな造りにして材料コストを抑えたり、水流を2種類に絞ったりするなど、極力無駄な機能は省くことで低価格につなげたといいます。

 元々ドリームバンクは浄水器を作るメーカーでしたが、利用客への調査で「シャワーヘッドが高い」という声があったことから、社内で検討を始めました。それから7年という歳月をかけて、ナノバブルを発生させるお手頃価格のシャワーヘッドが完成したということです。

才藤社長:
「せっかくシャワーを手掛けましたので、シャワーヘッドといえばドリームバンクと言っていただけるような知名度にまで成長したい」