全世界で再生回数40億超…imaseの曲作りはわずか3年前に岐阜の実家で始まった「根底は“歌謡曲”」
TikTokの総再生回数が40億回を超える岐阜県出身の22歳、imaseさん。音楽を始めたのはわずか3年前ですが今、世界で注目されています。
imaseさん:
「さあ、テレビ塔着きました。こちらがね、名古屋のエッフェル塔と呼ばれている…呼ばれていますかね?(笑)」
名古屋のヒサヤオオドオリパークを歩くのは、今世界が注目する22歳のアーティスト、imaseさん。岐阜県出身です。
imaseさん:
「いいですね~すごい、名古屋の景色が一望できる。いいですね〜名古屋」
全世界で40億回再生された大ヒット曲「NIGHT DANCER(ナイトダンサー)」。
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名古屋で若い世代に聞いてみると…。
20代女性:
「TikTokだね。『Have a nice day』『Nagisa』『でもね、たまには』」
別の20代女性:
「Apple Musicのグローバルの方でランキングに入っていたので。洋楽っぽいっていうか、気にせず聴いていたんですけど、よく聴いたら日本語の歌詞だなって」
imaseさんが音楽を始めたのは、わずか3年前です。
imaseさんは曲作りの際、二段ベッドの下で演奏しています。岐阜県の実家の部屋で短い曲を作ったのが始まりでした。
imaseさん:
「昔から歌うのが好きだったんですけども、音楽自体始めたのが2020年の10月で、約2年半前ですかね。機材は何が必要かというのが出てきますので、自分なりにいろいろと検索して調べて、僕はキーボードで打ち込んで制作したんですけども、本当にパソコン上だけの打ち込みで」
生まれて初めて作った自分の曲をTikTokで配信すると、再生回数はあっという間に『億』を超えました。
imaseさん:
「曲でいうサビ部分をまず作りました。なかなかいきなりフル尺を制作する方がハードルがすごく高かったなってことは思うので、そういった意味でも15秒30秒で投稿できるプラットフォームっていうのはすごくありがたかったです」
月に1曲のペースで新曲を発表しているimaseさん。数多くのCMソングを手掛け、一躍人気アーティストとなりました。
5月に発表した「Nagisa」は、80年代のシティポップをイメージした夏の歌です。
imaseさん:
「自分も幼少期に、親が運転する車で80年代の曲がかかっていたので、自分的には結構懐かしさの方が強いですかね」
imaseさんが影響を受けたのは、両親が聞いていた80年代の日本の歌です。
imaseさん:
「ユーミンさん以外にも松田聖子さんですとか、山下達郎さんも流れていたと思いますね。結構その時に聴いていた音楽が、歌謡曲のメロディーってのがやっぱり一番根底にあるんじゃないかなと思っています。歌詞というか多分、メロディーのリズムの文字の置き方がすごく歌謡曲っぽいなと個人的には思っています」
2022年に初めてライブをしたimaseさん。ステージにはベッドルームがありました。小さな部屋で生まれた音楽を世界へ。ベッドルーム・ポップの夢が広がっています。
imaseさん:
「自分的には普遍的なメロディーの良さとかっていうのは結構大事にしたいなと思っていて。今ありがたいことに、海外でも聴いていただけている状況ではあるので、国内外問わず日本語でさらに聴いていただけたらすごく嬉しいなと思っています」