救世主ぶりにSNSでは“乾太様”とも…洗濯物をガスの力で乾燥 100万台達成した『乾太くん』の実力とは
名古屋のガス機器メーカー・リンナイが開発した乾燥機「乾太くん」が大ブレイク中で、SNSでは「乾太様」とも呼ばれ、ありがたがられる存在となっています。
梅雨が明けても相次ぐゲリラ豪雨に、部屋から一歩も出たくないような猛暑の日も続き、洗濯物を干すのは大変です。
そんな時の強い味方が、ドラム式の洗濯乾燥機です。
2023年6月の洗濯機の国内出荷額は385億3600万円と、2022年の同じ月と比べて40%以上も上昇しています。単価の高いドラム式の洗濯乾燥機が全体を押し上げ、6月としては過去最高となりました。
家電メーカーが機能を競う中、年々人気が高まっているのが「家電」ではない乾燥機です。
エディオン名古屋本店の担当者:
「こちらがガス乾燥機の『乾太くん』でございます。ふんわりした仕上がりになるので、今すごく問い合わせが増えている商品でございます」
電気ではなくガスの力で乾燥させる「乾太くん」は、名古屋市中川区に本社があるリンナイのロングセラー商品です。
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乾太くんは、愛知県瀬戸市のリンナイ暁工場で製造されています。1992年に発売され、今年で31歳の乾太くんですが、ここ数年は前の年より販売台数が3割以上増えることもあるなどブレイクを果たし、出荷100万台を達成しました。
人気の秘密はその仕上がりです。同じ40分間稼働させた電気衣類乾燥機と比べてみました。
(リポート)
「まずは電気乾燥機。まだタオルはかなり湿っていますね。完全に生乾きの状態です」
一方、乾太くんは…。
(リポート)
「かなり繊維がしっかり立っている感じがします。ふわふわでしっかり乾いていますね。生乾き臭も全くないです。ふんわり感でかなり高さにも差が出ています」
短い時間で、ふっくらやわらかな仕上がりになるのが特徴です。
電気と比べて3分の1ほどの時間で乾燥が終わる乾太くんは、忙しい共働き世帯などの救世主となっています。
<SNSの投稿>
「洗濯物の量がヤバい。乾太様があってほんとによかった」
「乾太様無しの生活は考えられない」
SNSでは「くん付け」は恐れ多いと「乾太様」と呼ばれるほどです。
愛知生まれの乾太くんは、さらに人気者となっていきそうです。