私生活がストイックだと話題になっているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手について、高校の同級生にストイックなエピソードを聞きました。

 話を聞かせてくれたのは、花巻東高校の同級生で、大谷選手に次ぐ2番手ピッチャーだった小原大樹(28)さんです。

小原さん:
「僕らから見るとストイックという認識なんですけど、翔平は翔平なので」

 高校の時、驚いたことのひとつが「食事」でした。

小原さん:
「栄養面とか、体をバルクアップ(筋肉量増加)するためにトレーニングの間に間食とかとるんですけど、だいたいの人はおにぎりとか菓子パンとか。彼はどうしてもタンパク質をとりたいということで、なぜかプロテインのシェイカーに豆腐を入れて持ってきていて」

 タンパク質をたっぷり含んだサプリメント「プロテイン」に、タンパク質豊富な豆腐という大胆な組み合わせに驚いたといいます。

小原さん:
「『プロテインに豆腐入れたらもっとタンパク質とれるでしょ』という感じで本人はやっていました。カツとかの衣も取って食べたりとかして、それカツじゃないだろと思いましたけど」

 食事へのこだわりは、プロになってからも続いています。

小原さん:
「一緒に夜、試合後に焼肉を食べに行ったときに、まず一番最初に『お水ください』って言ってサプリメントを飲み始めた時に、僕は衝撃を受けました。なおかつ、注文するものも可能な限り脂身の少ないものを選んでいました。本人は『自分で適当に頼むし、自分でやるからいいよ』という感じで、もうちょい楽しく食べられたらなと思いますけどね(笑)。翔平は翔平なので、やっぱり違うなというか、目指しているところの高さは感じました」

 ストイックさは、メジャーリーグに行ってからも…。

小原さん:
「1~2年くらい前ですかね、せっかく日本に帰ってきていたので『ご飯行こうよ』という話をして、行く予定だったんですけど、ドタキャンって言ったら失礼ですけど発生して。『撮影が長引いて野球の練習ができてないから、今日ご飯行けないわ』って言われたんですよ。『えっ!?』っていう話になるわけですよ」

 練習時間を確保するため、久しぶりに会う友人との食事も断ったそうです。

小原さん:
「自分がその日決めたことをやる、野球に対しての比重というか意志の強さというかブレない感じが、そこ(今の活躍)の礎になる部分、根本的なものになっているのかなと」

 大谷選手のさらなる活躍を期待しているという小原さん。ちなみに、大谷選手に勝ちたいことを聞いたところ…。

小原さん:
「結婚ぐらいは先にして勝ちたいなぐらいな感じです。彼は忙しいので、今のうちにちょっと僕は(笑)」

2023年7月21日放送

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