岐阜県瑞浪市で2日午前、軽乗用車と衝突したトラックが住宅に突っ込みました。その衝撃の瞬間を防犯カメラが捉えていました。
画面を右に向かって横切る赤い車。次の瞬間、赤い車を押しのけるように、トラックが勢いよく飛び込んできました。
現場は、瑞浪市明世町の緩やかなカーブを描く片側1車線の県道で起きました。
2日午前9時半ごろ、赤い軽乗用車が対向車線を走っていたトラックに衝突し、トラックは弾みで道路脇の住宅に突っ込みました。
【動画で見る】トラック運転手「死ぬかと思った…」対向の軽乗用車と衝突 軽は大破しトラックが道路脇の住宅に突っ込む
音を聞いた人：
「すごい音がしたんですよ。ドーンという感じですかね。工事用の車両が横倒しになったような」
別の人：
「ガシャガシャという音がしたもんで」
現場に到着したカメラが捉えたのは、原型をとどめないほどぐしゃぐしゃになった赤い車です。フロントガラスは、窓枠から大きくひしゃげています。
トラックはフェンスを突き破り敷地内へ。衝突して停止したのか、住宅のガラス窓が割れているのも確認できます。
消防によりますと、それぞれの車を運転していた男性は2人とも病院に搬送され、軽乗用車を運転していた男性は重傷とみられています。
突っ込んだ住宅の住人にケガはないということですが、一歩間違えば、さらに被害を生んでいた恐れもあります。
一体、何が起きたのでしょうか。病院から現場に戻ってきたトラックの男性運転手に話を聞くと、当時の恐怖を次のように振り返りました。
トラック運転手の男性：
「カーブを下ってきている時に、対向の赤い軽自動車が飛び込んできたみたいな感じで。そのままコントロールできずに、近くのお家に飛び込んでしまった。死ぬかと思いましたね」
男性は、長野県で積んだ荷物を運んでいる最中だったということで、膝に軽いケガをしていました。
トラック運転手の男性：
「オイルが漏れたような跡があるあたりが、ちょうどぶつかった場所。ブレーキの跡がずっと続いて、ブレーキを踏んだ状態で滑っていったような感じですかね」
警察は事故の詳しい原因を調べています。